【開発秘話】テレスコピックハンガーができるまで|登山者の「困った」から生まれた携帯ハンガー
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「これ、どこに干せばいいんだ…」
標高2,500mの山小屋。夕立に打たれて濡れたレインウェアを手に、私は途方に暮れていました。狭い室内にハンガーはなく、窓枠にかけようにも滑り落ちる。ザックに引っ掛けてもなんだか座りが悪い。その後、湿ったウェアを着て下山した不快感がすべての始まりでした。
「実はハンガーって登山に必須装備だよね?」
そんなことを思ってAmazonで探してみましたが、プラスチックの安っぽいものしか存在しない。アウトドア感が無くて、そもそも持ってて気持ちが盛り上がらない!
そんな思いから、テレスコピックハンガーの製作を開始しました。


試作一回目から早速失敗
最初の試作品は、正直に言えば「失敗作」でした。
コンパクトさを追求するあまり、耐荷重が不足。濡れたレインウェアをかけると、関節部分がたわんでしまう。素材選びも甘く、何より、「携帯性」と「実用性」のバランスが取れていませんでした。しかし、この失敗が重要な気づきをもたらしました。
- 登山者は「軽さ」よりも「信頼性」を求めている
- コンパクトでも、使用時の安定感は妥協できない
- 過酷な環境下での耐久性が必須。
「軽さ」と「強度」、「コンパクトさ」と「使いやすさ」。相反する要素のバランスをどう取るか。ここから本格的な改良を行い、ある程度形になった段階で、クラウドファンディングにチャレンジしてみました。正直、どれだけの方に共感していただけるか不安でしたが、結果としてものすごいご反響をいただくことができました。
多くの登山者やアウトドア愛好家の方々から「こういう製品を待っていた」「山小屋で同じ経験をした」といった声をいただき、製品自体に手ごたえを感じることができました。
皆様からのフィードバックは、その後の改良にも大きく役立ちました。この経験が、ver2.0への進化につながる大きな原動力となったのです。

ver2.0への進化:実際の使用シーンを徹底検証
改良版の開発では、実際のアウトドアシーンでの検証を何度も繰り返しました。

素材選びのこだわり
ステンレスシャフトを採用することで、軽量性と強度を両立。濡れたレインウェアやダウンジャケットをしっかり支えられる耐荷重を実現しました。
携帯性の追求
収納時は長さ20cm以下tとコンパクトに。ザックのサイドポケットやメッシュポケットにすっぽり収まるサイズ感にこだわりました。
洗濯クリップの追加
ver2.0では、お客様からのご要望を受けて洗濯クリップを追加しました。グローブや靴下、タオルなど小物類も一緒に干せるようになり、限られたスペースを有効活用できます。山小屋やテント内での使い勝手が大幅に向上しました。
サイドキャップの改良
取れやすかったサイドキャップを改良しました。コードを通す穴の位置を変更。キャップ自体も抜けにくいタイプに変更しました。

想定外の使い方も続々
発売後、お客様から嬉しいフィードバックをいただいています。
- 「テント内でヘッドライトを吊るすのに便利」
- 「車中泊での衣類整理に使っています」
- 「出張時のホテルでも重宝しています」
- 「アウトドア感のあるハンガーが欲しかった」
- 「洗濯クリップで濡れた手袋を干せて助かる」
開発時には想定していなかった使い方も多く、登山以外のシーンでも活躍しているようですね。

これからも進化を続けます
テレスコピックハンガーver2.0は、多くの試行錯誤を経て生まれた製品です。しかし、これで完成というわけではありません。
お客様からのご意見やご要望を大切にしながら、さらなる改良を続けていきます。「山での困った」を解決する道具として、これからも進化していくテレスコピックハンガーにご期待ください。